2018年12月、
ミュージカル『レベッカ』の愛知(刈谷)公演初日を観てきました!
感想をまとめていきます!
展開にはらはらするミステリーミュージカル
そもそも、『レベッカ』ってどんな物語?と思っている方も多いのではないでしょうか。
原作は、イギリス作家ダフネ・デュ・モーリア の1938年の小説です。
内容は本格的なミステリー・サスペンスです。
ミュージカルの中には、ストーリー展開を予想しやすい作品、結末がわかっている作品も多いのですが、
『レベッカ』は最後の最後まで展開に気が抜けません。
まさに「ネタバレ厳禁」な作品です。
ネタバレすると、楽しみが半減してしまうでしょう。
この感想記事でも、ネタバレしないように注意して書いていきます。
(公式サイト記載のあらすじ以上のストーリーを書かないようにします)
最大の見どころは、ダンヴァース夫人(涼風真世・保坂知寿)の歌
『レベッカ』の見どころは何?と問われたら色々ありますが、
最大の見どころは、
ダンヴァース夫人(涼風真世・保坂知寿)の歌
ではないでしょうか。
「レ~ベッカ~♪」と歌うこの曲は、
まさしくこのミュージカルの顔ともいえる楽曲。
そんな重要な楽曲を、主人公ではないダンヴァース夫人が歌っているのです。
ちなみに、私が観に行った回は、
「わたし」役が乃木坂46の桜井玲香さん、
ダンヴァース夫人役が涼風真世さんでした。
普段、ミュージカル劇場には少ない若い男性客が多かったことから、
ミュージカル初の乃木坂ファンの方が多かったのでしょう。
彼らの方から
「てか、ダンヴァース、歌うますぎやし」
って聞こえてきました。
あんな凄い歌声、生で聴く機会なんてそうそう無いですからね。
ミュージカル初の方々は圧倒されたことでしょう。
これをきかっけにミュージカルにハマっていって、
ミュージカルファンになる人たちが増えていくと嬉しいです。
前妻レベッカの姿が、見えてくる
公式サイトのあらすじにも書かれているように、
「レベッカ」はマキシム(山口祐一郎)の亡くなった前妻のことです。
「わたし」(大塚千弘・平野 綾・桜井玲香)は、
レベッカが亡くなった後にマキシムと結婚しますが、
マキシムの屋敷には亡きレベッカの面影が強く残っています。
キャスト表を見てレベッカ役がないことからもわかるように、レベッカは登場しません。
しかし、レベッカがあたかも舞台上に存在しているような、不思議な空気感を作り上げています。
そこにはいないレベッカが、登場人物たちを追い詰めていく。
登場人物たちの会話だけでなく、先ほども書いたダンヴァース夫人の歌が、レベッカの存在感をさらに強いものにしていきます。
乃木坂46桜井玲香の好演
「わたし」役として
東宝ミュージカル初出演の乃木坂46の桜井玲香さん。
歌うまいです。
演技うまいです。
『モーツァルト!』のコンスタンツェ役などミュージカル界で大活躍中の乃木坂46の生田絵梨花さんも素晴らしいですが、
乃木坂46は凄い人が多いですね。
桜井玲香さん演じる「わたし」は、
初々しさや純粋さが求められる役です。
東宝ミュージカル初出演という初々しさが役と重なって、
心をとらえるものがありました。
今後もミュージカルどんどん出演して活躍していってもらいたいですね。
さいごに
ミュージカル『レベッカ』の感想をまとめました。
ふらっとチケット残席を見てみたら、
東京公演は完売間近、
大阪・福岡公演は比較的残っているようです。
東京公演のシアタークリエは座席数が少なめの劇場なので、
東京で観ようと考えている方は、チケット手配お早めに~。
『レベッカ』チケットは→チケットぴあ等