『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』ミュージカル感想(多少ネタバレあり) 2019年5月 浦井健治/夢咲ねね 御園座(名古屋)

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2019年5月

ミュージカル『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』を観てきました!

感想をまとめていきます!(多少ネタバレあり)

浦井健治/夢咲ねね 御園座(名古屋)

 

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ヴィクトル・ユゴーらしい重めのストーリー

『笑う男』の原作、『The Man Who Laughs』は、

ヴィクトル・ユゴーの作品。

 

ヴィクトル・ユゴーといえば、

『レ・ミゼラブル』『ノートルダムの鐘』の原作者としても有名ですね。

 

ミュージカル『笑う男』も、

『レ・ミゼラブル』『ノートルダムの鐘』に近い、重めなストーリーでした。

ハッピー系のミュージカルよりも、深めの作品が好き、という方にオススメです。

 

笑い要素もほとんどなく、

浦井健治さんや山口祐一郎さんが、サラッと笑いを入れてくる程度でした。

 

勧善懲悪ではない、深さ

ミュージカルに登場した

「金持ちの楽園は、貧乏人の地獄によって造られる」

の言葉のように、

金持ちの貴族と、貧乏人との対比が描かれる作品でした。

 

「格差」が社会問題になっている現代において、

決して「貴族と貧民の昔話」と片づけられるものではない心に突き刺さるものでした。

 

 

物語の中で、

浦井健治さん演じるクウィンプレンが、

貴族たちに貧民の救済を訴えるシーンがありました。

 

シンプルな勧善懲悪ストーリーなら、主人公の願いがかなえられるでしょう。

 

しかし、貴族たちは、クウィンプレンを「笑い」、拒否します。

そして結局、貧民の救済は成し遂げられません。

 

物語を観ている側としては、ある種の歯切れの悪さを感じずにはいれませんが、

それが世界の残酷さであり、世界の真実なのだろうと思われます。

 

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デアの存在が感動を生む

このミュージカルの登場人物の中で、

なくてはならないのがデア(夢咲ねね/衛藤美彩)という存在。

 

生まれつき目が見えず、

どこか夢見がちな少女なのですが、

人とは違うものが「見えて」いるようにも思えます。

 

視点が、「デア」と「その他の人々」という風に分かれているシーンが多く、

デアの心の動きが、物語のキーになっているようにも思えました。

 

ラストシーンでは号泣してしまいました。

泣いた泣いた。

 

ミステリアス、そして感動的な音楽

全体的に、ミステリアスな雰囲気の音楽が多いです。

物語の世界観や、見世物小屋(サーカス)のイメージにピッタリです。

 

音楽によって、気が付くと物語の世界に入り込んでいってしまいます。

 

また、感動シーンには、泣ける歌が・・・。

ミュージカル好きにはたまらんです。

 

嬉しいことに、日本語公演CDが発売されるようです!

買っちゃうな、これは。

 

何度も観劇して、深みを感じる作品?

『レ・ミゼラブル』や『ノートルダムの鐘』も

一回の観劇では、まだまだよくわかっていないことが多く、

何度も観劇を重ねて理解が深まっていきました。

 

『笑う男』も、そういう作品かと。

 

とりあえず、また観たいので、再演してください(笑)

 

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