ミュージカルの上演が開始して最初の曲のことを「オーバーチュア(オーバーチャー・序曲)」といいますが、
ミュージカルの盛り上がりに欠かせない「オーバーチュア」について、熱く語っていきます!
もくじ
「オーバーチュア(オーバーチャー)」とは?
オーバーチュア(オーバーチャー)は、
日本語だと「序曲」とも言われ、
ミュージカルやオペラなどの最初に演奏されるものです。
「開始」や「オープニング」を表すフランス語の「ouverture」がもとになっており、
日本では「オーバーチュア」や「オーバーチャー」など、微妙に異なるカタカナで表記されることが多いです。
(この後は「オーバーチュア」で統一していきます)
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なぜ、オーバーチャーの魅力・大切さを語りたくなったか
先日観に行ったミュージカルで、こんなことがありました。
劇場の照明が暗くなり、「オーバーチュア」が始まります。
この段階からワクワクが止まらない私の隣で・・・
カバンからアメを取り出し、袋をガサガサ音を鳴らし、アメをクチャクチャなめ始めるおばちゃん。
さらに、隣の人と、コソコソ話をしている。
私のワクワクを返せ、って思いました。
一瞬で現実に引き戻されたような感覚。
しかし、ふと思いました。
もしかすると、この人は「オーバーチュア」もミュージカルの作品の一部だと気づいていないのだろうか、と。
上演前の準備タイム的な感覚だったのではないのだろうかと。
(会話の内容から察するに、おばちゃんはミュージカル初めてだと思われます)
これをきっかけにミュージカルにおけるオーバーチュアがいかに素晴らしくて大切か、ということをお伝えしようと思った次第でございます。
オーバーチュアの魅力
その1 本編開始前にワクワク感を高揚させる
劇場って、上演が始まるとき客席が暗くなって、ワクワクするんですよね。
映画館とかでも、CM的なのが終わると、客席が暗くなって「いよいよ始めるのか!」ってワクワクする瞬間がありますよね。
そんなワクワクタイムに、素敵な音楽が流れてくるんですよ。
これが生演奏だったらさらに良し。
めちゃ興奮します。
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その2 ミュージカルの代表曲のメドレー
そして、オーバーチュアは、そのミュージカルの代表曲のメドレーである場合が多いです。
そのミュージカルを初めて観る人でも、一度は聴いたことがあるような名曲が入っていることも多いでしょう。
ミュージカルでは大盛り上がりする曲を「ビックナンバー」と呼びますが、ビックナンバーが次々に流れるメドレー。
めちゃくちゃ贅沢な時間なのです。
さらに、本編とは異なるアレンジがなされているのも聞きごたえがあるポイントです。
オーバーチュアは「前座」ではない
ウィキペディア先生に素敵な一文が。
「前座の音楽という位置づけではなく、全体の開始にふさわしい規模と内容を持つのが一般的である。」
Wikipediaより
はい。まったくその通りです。
前座ではないのです。作品の一部なのです。開始にふさわしい素晴らしい曲なのです。
なので、この時間も静かに聞いて楽しんでください。
(この時間を楽しんでいる人の邪魔はしないでください。)
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まとめ
今回は「オーバーチュア」の魅力と大切さについて語っていきました。
ミュージカル初めての方は、ぜひオーバーチュアから楽しんでください!
そして、周りの迷惑にならないように、オーバーチュアから静かにするようにしてください!