ミュージカルに登場するハプスブルク家の人物まとめ エリザベート/マリー・アントワネットなど

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2019年10月19日より国立西洋美術館で開催される「ハプスブルク展」

エリザベート役を何度も演じている花總まりさんが音声ガイドナレーターをつとめるなど、ミュージカルファンにとっても注目の企画展です。

そこで、今回は、ミュージカルに登場するハプスブルク家の人物について、まとめていこうと思います!

 

ハプスブルク家について

まずは、ざっくりハプスブルグ家について知っておきましょう。

 

ハプスブルク家は10世紀にスイスでおこり、

1438年~1806年まで、神聖ローマ帝国(現在のドイツやオーストリアなど)の皇帝を独占していました。

 

1806年に神聖ローマ帝国が消滅したのちも、オーストリア皇帝として君臨し、1867年にはハンガリー国王を兼ね「オーストリア=ハンガリー帝国」となります。

 

しかし、徐々に衰退していき、1918年に第一次世界大戦で負け、オーストリアは共和制に移行します。

 

このように、基本的に現在のオーストリアやドイツを中心に治めていたわけですが、その権力は強く、ヨーロッパ各地の皇帝や国王をつとめています。

なかでも1516年~1700年にスペインを治めた「スペイン=ハプスブルク家」は、隣国のポルトガルの併合やアメリカ大陸の植民地政策など、スペインの全盛期を誇り「太陽の沈まない国」とよばれました。

 

ミュージカルにおいてハプスブルク家は、オーストリアを舞台とした『エリザベート』の印象が強いと思います。「ハプスブルク」って言葉めっちゃ出てきますもんね。

しかし、『エリザベート』以外にも、意外なところでハプスブルク家の人物が登場しますので、ここからミュージカルに登場するハプスブルク家の人々を紹介していきます!

 

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ミュージカル『エリザベート』

エリーザベト(1837~1898)

ミュージカル『エリザベート』の主人公で

オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の皇后です。

 

その波乱万丈の人生は、ここでは多くは語りません。

ぜひミュージカル『エリザベート』で。

 

なお、本来は「エリーザベト」の表記の方が良いらしいです。

ミュージカル内の歌でも、「エリーザベト」って発音しているところが多くあります。

 

フランツ・ヨーゼフ1世(1830~1916)

エリーザベトの夫でオーストリア皇帝。

1848年~1916年の約68年もの長期間皇帝の座に君臨し、

1916年の死からわずか2年でオーストリア帝国は共和制へと移っており、

実質的な最後の皇帝ともいわれます。

 

ミュージカル『マリー・アントワネット』

マリー・アントワネット(1755~1793)

マリー・アントワネットといえば、

フランス革命における悲劇の人というイメージですが、

もとはオーストリアのハプスブルク家の出身です(母は有名なマリア=テレジア)

 

ミュージカル『マリー・アントワネット』以外にも、

『1789 -バスティーユの恋人たち-』『ベルサイユのばら』などの作品にも登場するため、

ミュージカルファンにとってはおなじみの人物ですね。

 

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ミュージカル『レディ・ベス』

フェリペ2世(1527~1598)

スペイン王であるこの人物も、実はハプスブルク家。

最初の方でも、スペインをハプスブルク家が治めていた時代があったと紹介しましたね。

 

ミュージカル『レディ・ベス』は、

イギリス女王エリザベス1世(1558~1603)が即位するまで物語です。

 

フェリペ2世は、メアリ1世(エリザベス1世の姉)と結婚した人物のため、このミュージカルも登場します。

 

さいごに

2019年ハプスブルク展に合わせて、

ミュージカルに登場するハプスブルク家の人々をまとめました。

 

音声ガイドナビゲーターが花總まりさんということもあり、

ミュージカルファンはぜひとも足を運びたい企画展ですよね。

 

なお、ハプスブルク展の公式サイトを見ていると、

エリーサベトフランツ・ヨーゼフ1世マリー・アントワネットの展示はあるようですが、

フェリペ2世の展示については、記載はないようです。展示されているのでしょうか。